上達のコツ

ボルダリングの重要な保持力とは?強化するには?

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壁を手足を使って登っていくスポーツがボルダリングです。

最近では女性や子供の間でも人気が高まっていて、始めようかと思っている方も多いことでしょう。そして現在ボルダリングを趣味としてやっている、という方も沢山いるはずです。全身で壁を登っていくこのスポーツでは、重要とされる要素はムーブやもち方、筋肉や足、体幹と様々なものがありますが、上手になるためには必要不可欠なものがあります。それは保持力です。
保持力とはホールドを長く持ち続ける力ですから、ここが強化されると簡単には落ちないということになるのです。

では保持力とはどういうもので、どうやって強化されるのでしょうか。

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保持力とは

単に言葉の意味では保持力とはホールドを持つ力のことを言います。しかしボルダリングに関していえば奥が深く、指の力や腕の力、体幹、保持しているからだの位置、背中の力、そしてホールドをきかせている向きなどのホールドを持っている時に必要な力全てのことを表すと考えるのが適切です。

初心者はとにかくがむしゃらに壁にトライしていく内に、動き方や手の使い方などをジムの人からや周囲の経験者に教えてもらい、学んでいくのですが、ある程度のレベルまでいくと途端にもてないホールドが出てきます。

ホールドを持つことが出来ないと耐え切れずにそのまま落ちてしまうということになるので、持つ力、つまり保持力を鍛える必要が出てきます。

保持力が必要なわけ

ボルダリングは全身を使って壁を登るスポーツですが、上級者になってくると保持力があるという人は上半身がとても強い人を指します。例えば足が壁から離れていても上半身だけで登っていたり、そのままぶら下がっても耐えれる人、ムーブを駆使せずに登っていける人のことを保持力が強いと言います。

登るには指を固定する力、指を曲げる力を鍛える必要があり、指の筋肉と指の腱を鍛えることで保持力は向上していくでしょう。ただ筋肉で支えてぶら下がるのではなく、指の力だけで自分の体がぶら下がることが出来るかどうかが大切なのです。壁を登るさいには足が離れてしまうこともありますから、保持力を持っていれば焦らずに体勢を整えることもでき、ムーブを慎重に考えることも出来るのです。

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ある力を強化することによって、動作が格段に楽になります。例えば保持力を強化することが出来たなら、重心移動がスムーズになりますから今までは苦労していたムーブが楽々出来るようになります。ボルダリングやクライミングでは次の一手を取るための体勢つくりが大切なので、いつでも次の一手を考えて様々なところを強化しなくてはなりません。

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保持力を強化するには?

保持力を鍛えるためには指の力を強くすることが必要です。いきなり厳しいトレーニングをして指の腱を傷めてしまっては元も子もありませんから、最初は優しいレベルから段々厳しくしていきましょう。
まずはぶら下がりをやります。

公園の鉄棒や家の中の梁、クライミングジムなどどこでもいいのでぶら下がります。そしてぶら下がることに慣れてきたら、次はしっかりと手がつかめる状態で10秒間ぶら下がります。これを1分おきに3回やりましょう。

それが大丈夫になってきたら、次は4本の指の付け根がかかるかなという位の状態で10秒ぶら下がります。これも1分おきに3回です。これも慣れてきたら、次は4本指の第2関節がかかるくらいの状態で10秒ぶら下がります。これは1回で良いです。

以上のことがあまりしんどくなく出来るようになれば、今度はぶら下がりながら懸垂をいれていきます。肘を曲げて腕をぐっとひきつけて懸垂が出来るようになるまでトライしましょう。

指の関節が第1関節だけでも同じことが出来るようになる頃には、とても小さなホールドでも持てるようになっていることでしょう。
指に力がしっかりと入るようになると、それまでは「こんなホールド絶対にもてない、離れてしまう」と思っていたホールドをも握れるようになります。

体の他の筋肉を使って指を動かし、体全体で保持できるようになるのです。
普段ジムなどで登るときには、カチ持ちで1度登った課題を次はオープンハンドで登る練習をしてみましょう。

オープンハンドで登るためのトレーニングをする時には、ポケットホールドを使うことがおすすめです。これで自然にオープンハンドになりますが、指を痛めやすいというデメリットもありますので訓練中は傷めないように気をつけましょう。

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まとめ

ボルダリングやクライミングをしていて、あるムーブが出来ないとか確実性がないとか、どうしてもうまくいかないという悩みがある場合、最大の原因は保持力がないからであることが多いです。

保持力が不足することによって重心の移動がうまく出来ずに、手を出すときに全体のバランスが崩れて落ちてしまうのです。
保持力を身につけることでスローパーや小さなカチ、ポケットホールドでも十分にトライすることが出来るようになるでしょう。くr

バランスがよくなると登る姿はとても美しくなります。良好な結果もついてきますから、諦めずに保持力の強化を頑張りましょう。

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