ボルダリングの上達において、最もシンプルで重要なことは、「つかんだホールドを離さない」ということです。
しっかりとつかんだホールドを離さずに体を安定させ、次のホールドへと無理なく手を伸ばす。
この繰り返しを確実に行う事ができれば、クリアへの道のりが格段に近くなる事でしょう。
そのために必要なことは「技術」と「力」です。
今回は、その力の中でも重要となる握力。その握力の種類のひとつ、「ピンチ力」に関して考えていきたいと思います。
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ピンチ力とは
ボルダリングにおいて握力が大きな鍵になることは簡単に想像できるでしょう。
ただし、漠然と「握力」と言っても、その力の種類はいくつかあります。
握力には大きく分けて「保持力」「クラッシュ力」「ピンチ力」の3つがあります。
保持力とは、手を半開きにした形で物をつかみ、離さないようにする力です。
保持力の高さは、そのままボルダリングの上手さに直結すると言っても良いほど重要なものです。
ボルダリングをする際に第二関節まで曲げた状態でホールドをつかむ、いわゆる「ガバ持ち」や「カチ持ち」の際に使われる握力も、この保持力になります。
クラッシュ力は拳を握りこむ力です。
一般的な握力計で計る握力は、このクラッシュ力を計っているということになります。
ただし、ボルダリングを行う中で、物をしっかりと握りこむという動作をする機会はほぼ訪れないので、クラッシュ力を鍛えるのはあまり意味がないと言えます。
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そして最後に今回注目する「ピンチ力」です。
ピンチ力とは、簡単にいうと「物をつまむ力」となります。
手を開いた状態(指を伸ばした状態)で物をつまむような形の動作をそう呼びます。
5本の指と手のひらを支えに使って物をつかむ動作と違って、手のひらを添えずに指だけで支えるときに使われる握力です。
あまり聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、例えば、コインを曲げてみたりだとか、52枚のトランプの束を一気にちぎったりするパフォーマンスで使われてい握力は、このピンチ力なのです。
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ピンチ力が大事な理由
ボルダリングにおける人工ホールドの半分以上は、ピンチ力でつかめる形状になっていると言っても過言ではありません。
指先がかかればピンチ力が発揮できるので、ピンチ力を鍛えていれば、つかめるホールドの数が圧倒的に多くなります。
ボルダリングで大切なのは、ホールドをいかにしっかりとつかんで離さないようにするか、ということです。
ピンチ力が鍛えられていれば、単純に考えて、しっかりとつかめるホールドが半分以上は確実にあるということになります。
自信を持って手をかけられるホールドの数が増えるということは、有利な状況を作り出す可能性を格段に高める事ができるということにつながります。
ホールドをしっかりとつかんで体を安定させ、次のホールドをつかみにいく。
片手を伸ばすとき、残された手は確実にホールドをとらえたままでいる。
それを繰り返して行うことが可能になれば、今までよりも確実に楽にクリアできるようになるでしょう。
ピンチ力を強化するには
ピンチ力を鍛えるには、フィンガーグリップというトレーニング器具を用いる方法があります。
ハンドグリップという器具もあり、こちらの方が数も多いので間違えやすいのですが、ハンドグリップは「クラッシュ力」を鍛えるためのトレーニング器具なので、ピンチ力を鍛える際にはフィンガーグリップを選ぶようにしましょう。
フィンガーグリップの特徴として、本体に人差し指用から小指用までの4つの突起がついています。
それぞれの突起1本ずつにバネが仕込まれており、手に持ったフィンガーグリップの突起を握るようにして指で押し込むことでピンチ力が鍛えられる、という形になっています。
4本の突起はそれぞれ独立しているので、たとえば、中指だけを重点的に鍛える、薬指と小指の強化を図る、というような柔軟なトレーニングが可能になっています。
この内蔵のバネの負荷によってピンチ力を鍛えるのですが、ほとんどのメーカーのものは、それぞれのバネの強さを個別に調整できるようになっています。
そのため、初めは弱い負荷からトレーニングを開始し、ピンチ力が上がるにつれてバネを強めていき負荷を上げる、などといったように、自分にあった力で無理なくトレーニングが出来る点もポイントとなります。
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ピンチ力を鍛えてボルダリングをより楽しむ
「つかんだホールドを離さない」
この単純ながら絶対的な上達への道において、「ピンチ力」が大切な役割を担っていることがお分かりいただけたと思います。
どれだけつかめるホールドの選択肢を増やせるか。
どのようにして体を安定させるか。
いかに楽に次のホールドへと手を伸ばせるか。
これらのことが、「ピンチ力」を鍛えることでグッと簡単にこなせるようになっていくでしょう。
クリアできるようになるとボルダリングがより楽しくなる。
楽しくなると、もっと力をつけて高いレベルに挑戦する意欲が湧いてくる。
そのような素晴らしい循環を生み出すのに、「ピンチ力」はとても有効な力となります。
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